園長あいさつ
園長(施設長)真﨑 靖行
「時代の変化・その使命」
令和4年4月1日より、園長に就任いたしました
真﨑です。
しみず園は、昭和38年(1963年)、制度の狭間で苦しむ障害を持たれた方を受け入れるために、佐賀県の精神科病院医師の有志の方で設立されました。
開設当時は75名の入所定員から始まり、昭和40年に100名、平成19年には110名に定員を増やし移転改築を現在地に行いました。
これまでの長い歴史で、ご支援を頂いた佐賀県や多久市をはじめとする関係機関や地域の皆様、病院や取引を頂いた各種業者の方には、心よりお礼を申し上げます。
最近ではしみず園入所に至る理由も様々で、単なる障害をお持ちで入所される方より、生活に困窮し行き場を失われた方の割合が多く、それも緊急に入所となるケースが増えてまいりました。このことは、充実してきている社会福祉制度であっても、社会の変容と共に福祉的受け皿が少ない状況とも推測されます。
救護施設の目的である障害をお持ちの方を受入れ支援をすることは当然ですが、最後のセーフティーネットとして役割を果たすことも合わせて重要であると思います。
近年は、社会福祉法人が社会福祉事業と同時に、公益的な取組みを目指す法人として問われている中、救護施設としての事業に合わせて地域貢献活動にも力を注いで参りたいと思います。
この度の就任にあたり、法人理念の基、利用者の安全・安心・安寧と、年々深まる社会福祉への期待に応えていくことと同時に、しみず園職員が誇りと希望をもって働き、その家族が安心して送り出せる職場を目指していきます。
今後とも皆様方のご理解とご協力を、切にお願いいたします。
理念
運営の基本方針
多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して 総合的に提供されるよう創意工夫することにより、 利用者が個人の尊厳を保持しつつ、 自立した生活を地域社会において 営むことができるよう支援する。
施設サービス支援の基本
一、 利用者の主体性の尊重
二、 自己選択や自己決定の尊重
三、ノーマライゼーション
四、エンパワメント
五、生活の質(QOL)の保障及び向上
以上五項目を基本として適切な支援を行う。
二、 自己選択や自己決定の尊重
三、ノーマライゼーション
四、エンパワメント
五、生活の質(QOL)の保障及び向上
以上五項目を基本として適切な支援を行う。
沿革
昭和
昭和38年10月1日 | 社会福祉法人 天嶺会 設立許可 |
昭和38年10月21日 | 社会福祉法人天嶺会の設置経営する救護施設しみず園の設置許可 (定員75名) |
昭和38年10月23日 | 開園式を行い、入所開始 |
昭和40年10月15日 | 日本自転車振興会補助により居室の一部及び食堂増築工事完了 定員100名に増員 |
昭和43年3月30日 | 社会福祉施設整備県費補助工事完工(旧建物を撤去し全部新築となる) |
昭和46年5月31日 | 社会福祉法人清水基金の助成金により職員宿舎建築 |
昭和46年9月8日 | 多久市からの一部補助金により防火水槽建設 |
昭和49年7月10日 | 浴室の大改造 |
昭和50年2月28日 | 中央競馬 社会福祉財団の補助金により作業室(二階物干し場)を建設 |
昭和52年12月4日 | 昭和51年度お年玉付年賀はがき寄付金により全館暖房設備完成 |
昭和54年3月30日 | 中央競馬社会福祉財団補助、県費補助により指導員室増築完成 |
昭和55年3月30日 | 中央競馬社会福祉財団補助、県費補助により介護浴室新設 |
昭和59年1月14日 | 中央競馬社会福祉財団補助により洗濯室新築 |
昭和61年7月10日 | 佐賀県共同募金会配分金により男子洗面所の全面改造 |
昭和62年4月20日 | 昭和61年度お年玉付年賀はがき寄付金により浴室ボイラー暖房ボイラーの改造 |
昭和62年6月5日 | 佐賀県共同募金会配分金により女子洗面所の全面改造 |
昭和63年7月5日 | 佐賀県共同募金会配分金により一階全居室の廊下側(木枠窓)をサッシ戸に改造 |
昭和63年12月1日 | 車庫(一階)倉庫(二階)を新築(市バイパス代行道路工事による旧車庫との補償) |
平成
平成2年3月20日 | 中央競馬 社会福祉財団の補助金 県費補助金のより居室棟(4室)を増築 (二階3室を倉庫等に転用) |
平成6年10月1日 | 居室内装工事及び外壁塗装工 |
平成6年12月15日 | 全居室に21インチテレビの更新 |
平成7年9月20日 | 管理棟内装工事 |
平成9年11月 | 暖房用パイプ補修工事 |
平成10年6月 | 屋内配線全面改修工事 |
平成11年3月 | 指導員室改築 |
平成11年8月 | 合併浄化槽設置工事 食堂、浴室及び医務室の改造工事 |
平成12年12月 | 福祉の森(会計管理、利用者管理、ケース記録、給食管理等のコンピューターソフト)を導入、施設内ランの構築 |
平成13年1月 | 中央競馬馬主社会福祉財団助成により大型洗濯機更新及び乾燥機設備 |
平成13年4月 | 新会計基準へ移行 |
平成13年8月 | 多目的ホールテラス増設 |
平成14年12月 | 中央競馬馬主社会福祉財団助成により水圧式マッサージベット及びマッサージチェアの整備 |
平成15年11月 | マイクロバス(リフト付)24人乗を購入 |
平成18年8月 | しみず園移転改築工事着工 |
平成19年3月 | 多久市多久町2016番地1に新施設完成 |
平成19年4月 | オープニングセレモニーを行い移転 |
平成20年3月 | コンピュータの全面入れ替え |
平成22年6月 | 北側広場を隣接地851㎡を購入し、広場造成工事 |
平成24年9月 | 北側広場に作業棟建設 |
平成25年4月 | 居宅生活訓練事業開始(5名) |
平成25年7月 | 総合相談窓口設置(独自事業) |
平成25年10月 | 50周年記念式典開催 |
平成26年4月 | 居宅生活訓練事業(4名) 通所事業開始(独自事業) |
平成27年4月 | 居宅生活訓練事業(3名) |
平成27年12月 | しみず園事務所改修工事 (支援課支援室統合・管理課事務所統合) |
平成28年8月 | 就労訓練事業(中間的就労)認定 |